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地域猫と防災〜小さな命と暮らす街の物語〜

保護猫情報

こんにちは、jyosuiです!

みなさんは、こんなセミナーをやっている行政があるの、知っていました?
今回、初めて行政が開催する地域猫セミナーに足を運んでみました。
その内容をざっとまとめましたので、ご紹介致します。

管理者のプロフィール
[この記事を書いた人]
jyosui

2023年10月末にペットショップで仔猫との運命的な出会いをきっかけにどっぷり猫沼に浸かってしまったアラフィフのサラリーマンおじさん。
現在では、「世界中の猫を幸せにしたい!」と夢を見ながら休日は近隣の譲渡会や保護猫カフェを練り歩いては許可を得てブログ記事にする日々。目指すは「保護猫カフェ経営」。

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第8回江戸川区地域猫セミナー開催レポート〜地域猫活動とペット防災の重要性〜

2026年、江戸川区にて「第8回 江戸川区地域猫セミナー」が開催されました。
本セミナーは、地域で生活する「飼い主のいない猫(いわゆる野良猫)」と、
地域環境との共生を考えることを目的に、毎年実施されているものです。

今回は、江戸川区保健所による地域猫活動の取り組み紹介に加え、
石川県から講師を招き、能登半島地震における動物支援活動とペット防災についての貴重な講演が行われました。

地域猫活動とは?

前回掲載したブログのおさらいになります。

地域猫活動とは、飼い主のいない猫を「排除する」のではなく、
地域住民とボランティアが協力して、猫を適切に管理しながら地域環境を守る取り組みです。

猫はもともとその土地にいたわけではなく、

  • 飼い主のいない猫の子猫
  • 飼育放棄
  • 不妊去勢をしていないまま外飼いされた結果の繁殖

などによって増えてしまった存在です。

無秩序に増えると、

  • 糞尿被害
  • 鳴き声
  • ゴミ荒らし
  • 近隣トラブル

といった問題が発生し、猫にとっても人にとっても不幸な状況になります。

地域猫活動「3つの基本ルール」

江戸川区の地域猫活動では、次の3原則を大切にしています。
(セミナーで紹介された順番で掲載させていただきます)

① 定時・定点・適量の餌やり

餌は時間と場所を決め、置きっぱなしにしないこと。
食べ残しは必ず片付け、容器も回収します。

これにより、悪臭や害獣の発生を防ぎます。

② トイレの設置と清掃

餌場の近くに猫用トイレを設置し、毎日清掃。
猫はきれいな場所を好むため、トイレを用意することで、
近隣住宅への糞尿被害を大きく減らせます。

③ 不妊去勢手術の実施

猫は年に2〜3回出産し、1回で最大8匹産むこともあります。
半年で繁殖可能になるため、放置すると爆発的に増えてしまいます。

不妊去勢手術を行うことで、

  • 子猫が生まれなくなる
  • 発情期の鳴き声やケンカが減る
  • マーキング行動が減る

といった効果があります。

江戸川区の地域猫対策支援事業

江戸川区では、平成24年度から
飼い主のいない猫対策支援事業」を実施しています。

ボランティア団体の登録制

個人ではなく、『3人以上のグループ(団体)』で登録し、
町会・自治会・土地管理者と合意を得たうえで活動します。

これは、活動の継続性を保つためです。

不妊去勢手術の助成制度

登録団体が協力動物病院で手術を行う場合、
江戸川区が以下の金額を助成しています。

実際の手術費用はこの助成内で収まるケースが多く、
ボランティアの自己負担はほぼありません。

譲渡支援制度もスタート

令和5年度からは、
地域猫の譲渡前医療費として 上限2万円の助成制度も開始。

内容は、

  • ワクチン接種
  • 血液検査
  • ノミ・ダニ駆除
  • マイクロチップ装着

などで、安心して新しい飼い主に迎えてもらえる体制が整っています。

地域猫活動の成果

江戸川区の取り組みは、数字にもはっきり表れています。

東京都動物愛護相談センターの統計によると、

  • 事業開始前:年間200〜300頭の猫が引き取り
  • 令和6年度:わずか11頭まで減少

特に、子猫の引き取り数はほぼゼロになっています。

これは、不妊去勢手術の徹底によって
「生まれてくる不幸な命」が激減した結果です。

能登半島地震から学ぶ「ペット防災」

今回のセミナーでは、石川県から講師を招き、
能登半島地震での動物支援活動についても語られました。

被災地では、

  • 飼い主とペットが離れ離れになる
  • 避難所に動物を連れて行けない
  • フードや医療が不足する

といった問題が数多く発生しました。

その中で強調されたのが、

ペット防災は、発災後ではなく“平時の備えが8割”

という言葉です。

  • マイクロチップの装着
  • ワクチン接種
  • フードの備蓄
  • キャリーに慣らす
  • 近隣との関係づくり

こうした日常の準備こそが、
いざという時にペットの命を守ります。

また、普段使用しているケージやお気に入りの場所を「シェルター化」する対策を取るのも防災工夫の一つです。

 方法

  1. ケージを囲う形で木材や鉄パイプを結束バンドで固定し、補強する
  2. キャリーバッグやお気に入りベッドをイレクターパイプで囲うような補強枠を作る
  3. 丈夫なトランクBOXに猫が出入りできる穴を開けてそこをシェルターとして使う

2.


※あくまで制作例です。イレクターはパイプやジョイント等パーツで販売しています。

3.

まとめ|地域猫活動は「人と猫の共生モデル」

地域猫活動は、

  • 猫を守るための活動
  • 住民トラブルを減らす活動
  • 地域のつながりを強める活動

この3つを同時に実現する、
「人と動物が共に生きる社会モデル」です。

猫が好きな人も、そうでない人も、
同じ地域で暮らす以上、無関係ではいられません。

地域猫活動は、
「命を大切にする地域づくり」そのものなのです。

また、防災セミナーの中で、講師の方がこの防災の「啓蒙活動」についてこうおっしゃっていました。

本来であれば、一人ひとりが「人も動物も大事な命」という意識でいれば、この活動は必要のないもの。この活動をやらなくてもいい世界にすることを目指している。

飼育している人も、飼育していない人もこの意識を持って生活ができると、いざというときにきちんと冷静に対応できるようになる。

それを目指していきたいものです。

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ブログ管理者:jyosui

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