こんばんわ、jyosuiです!
先日の報道で「猫の慢性腎臓病に新たな治療の希望」という情報が飛び込んできました。
慢性腎不全に効果のある新薬って?

現在報道されている内容によると、猫の慢性腎臓病に対する新しい治療薬候補として、「AIM(apoptosis inhibitor of macrophage)」というタンパク質を利用した薬の実用化が現実的な段階まで進んでいます。
この薬はまだ市販されていませんが、2026年4月に国への承認申請を予定しており、審査が順調に進めば早ければ2026年中の実用化が見込まれていると報じられています。
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AIM薬とはどんな薬?

AIM薬は、**東京のAIM医学研究所(IAM)**が開発を進めている、AIMというタンパク質を体外から投与するタイプの腎臓病治療薬候補です。
猫は、本来体内にあるはずのAIMがうまく機能せず、腎臓に老廃物がたまりやすいことが分かっています。
このAIMを外から補うことで、
• 腎臓にたまった老廃物の排除を促す
• 腎臓へのダメージそのものを軽減する
といった作用が期待されており、慢性腎臓病の進行を抑えることを目的としています。
【図解】AIMの仕組み

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治験で分かっている効果

これまでの治験では、以下の実施条件での治験結果が報告されています。
実施条件
• 慢性腎臓病ステージ3(重症化の一歩手前)の猫を対象に
2週間ごとに数回投与する治験が実施されました。
治験結果
• 通常であれば短期間でステージ4相当まで進行すると考えられる状態の猫でも、
AIM薬を投与した個体では病状の進行が止まり、
元気や食欲など全身状態の改善が見られたとされています。
• 過去の臨床研究では、投与後5年以上生存している猫がいるとの報告もあり、
長期生存への期待も語られています。
※あくまで治験段階の結果であり、すべての猫に同じ効果が保証されるものではありません。
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今後のスケジュールと見通し

報道されているスケジュールは以下の通りです。
• 2025年5月から全国複数の動物病院で治験を実施
→ 現在は治験が終了した段階
• 2026年3月頃までに
薬剤の安定性試験などの必要データを整備
• 2026年4月頃
農林水産省(動物用医薬品)へ承認申請予定
• 審査が順調に進めば、
2026年内の承認・実用化も視野
ただし、審査期間や追加データの提出などにより、実用化時期が遅れる可能性も。
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既存の治療法との違い

これまでの猫の慢性腎臓病治療は、
• 点滴(皮下補液)
• 療法食
• リン吸着剤
• 血圧管理
など、症状を和らげたり進行を少しでも遅らせる対症療法が中心でした。
一方でAIM薬は、
• 腎臓内の老廃物排除を促進
• 腎臓そのもののダメージを減らす
という、病態の根本に近い部分へアプローチする新しいメカニズムを持つ治療薬として、大きな注目を集めています。

飼い主として今できること

現時点でAIM薬は、一般の動物病院で自由に処方できる状態ではないため、正式な承認と流通開始を待つ必要があります。
そのため、腎臓病の猫と暮らしている場合は、
• かかりつけの獣医師に「AIM薬の動向」などの情報や「承認後に取り扱う予定があるか」を確認する
• 点滴・療法食・血圧管理など、今できる標準治療をしっかり継続すること
が、現時点で最も大切な対応となります。
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まとめ
• AIMタンパク質を用いた新薬候補は、猫の慢性腎臓病に対する根本的治療として期待されています。
• 2026年4月に承認申請予定で、順調なら2026年中の実用化が見込まれています。
• 現時点では標準治療を継続しつつ、獣医師と最新情報を共有して備えることが重要です。
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ブログ管理者:jyosui



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