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えどねこまつり2026に行ってきた — 「いつもの暮らしに、もしもの備えを」の一日

保護猫情報

こんにちは、jyosuiです!

えどねこまつり2026のレポート。キャリーケースと備蓄の水やフードのそばに座る黒白の長毛猫

猫のお祭りというと、グッズを買って、猫を見て、楽しかったね——で終わることが多いと思います。ところが今年の「えどねこまつり」は、テーマが防災でした。

2026年9月20日(日)、江戸川区西葛西のTCA東京ECO動物海洋専門学校で開かれた「えどねこまつり2026」に行ってきました。テーマは「いつもの暮らしに、もしもの備えを」。入場は無料です。

主催のえどねこさんは、江戸川区で保護猫活動をしているボランティア団体です。うちは以前、えどねこさんの譲渡会にお邪魔してレポートを書きました。あのときの団体さんのお祭り、ということになります。

この記事を読むと、こんなことが分かります

  • えどねこまつりは、何ができて、どのくらいの規模のお祭りなのか
  • 猫のイベントで「防災」を軸にすると、どんな一日になるのか
  • ⚠️ 会場で見つけた、うちでもすぐ使えそうな備え

会場は専門学校の校舎です。入口のガラス扉に「えどねこまつりは3階へ!」の貼り紙。矢印にしたがって上がっていきます。

【意外にシンプル、案内表示】↓

会場入口のガラス扉に貼られた「えどねこまつりは3階へ!」の案内

10時から始まった「えどねこまつり」。私は11時前に到着するように伺いました。

当日は雨が降っていました。専門学校の玄関なので、比較的入りやすい雰囲気です。エレベーターで3階に上がると3階のエレベーターホールには、雨にも関わらず、人が沢山いて通路が通りにくい状態でした。譲渡会場への入場待ちの来場者が、順番待ちをしていたようです。

オレオくん
オレオくん

オレオは人がいっぱいいる場所は苦手にゃ。お家でゆっくりがいいにゃ。

管理者のプロフィール
[この記事を書いた人]
jyosui

2023年10月末にペットショップで仔猫との運命的な出会いをきっかけにどっぷり猫沼に浸かってしまったアラフィフのサラリーマンおじさん。猫のことをもっとよく知りたいと、譲渡会・猫イベント・地域猫セミナーなどに積極的に参加。ねこ検定初級を受検するなど知識向上にも取り組み中。「世界中の猫を幸せにしたい!」を夢に、保護猫カフェ経営を目指して日々猫活中。

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えどねこまつり2026って、どんなイベント?

イベント名えどねこまつり2026
日程2026年9月20日(日)
会場TCA東京ECO動物海洋専門学校(東京都江戸川区西葛西)
主催えどねこ(会場は同校)
入場料無料
テーマいつもの暮らしに、もしもの備えを
会場の掲示「みんなでつくるやさしい未来 猫といっしょにたのしく学ぼう!」/「すべての猫に、居場所をつくる」
公式江戸川区の保護猫活動チームえどねこ

会場でもらったマップを見ると、全体が4つのゾーンに分かれていました。

ゾーン中身
メイン会場(展示ゾーン)学生さんの企画ブース、えどねこの活動記録、江戸川病院・都民シルバーサポートセンター、しろひげ在宅診療所
メイン会場(マーケット&ワークショップゾーン)猫雑貨・ワークショップなど18区画
カフェと学びのゾーンNECOT COFFEE HOUSE、ペット防災の講演(1日3回)
譲渡会ゾーン譲渡会スペース、トライアルブース、チャリティーグッズ販売、獣医さんに聞いてみたいコーナー

このほかに「願いのゾーン」という一角と、コーナー1〜6(うちのこ自慢2026・フードサンプル/えどねこハウス(シェルター概要)/アンケートとえどねこボランティアからのお手紙/えどねこの猫たちに「今年こそ」名前をつけよう/獣医さんに聞いてみたいコーナー/ボランティア相談コーナー)がありました。

【配布された会場マップ】↓

「配布された会場マップ」

猫を見て、買い物をして、学んで、相談もできる。ひとつの学校の中に、猫と暮らすことの入口から出口まで詰まっているような組み立てでした。

展示ゾーン — 学生さんの企画と、えどねこの記録

今年のまつりで、いちばん「今年らしい」と感じたのがここでした。展示は8つあり、そのうち4つが会場校であるTCA東京ECO動物海洋専門学校の学生さんによる企画ブースです。

  • もしもの前に、今日できること(防災のパネル展示)
  • ミーコと川内さん、ちょうどいいふたり
  • えどねこ防災ミッション(防災ゲーム)エリア
  • 江戸川病院・病時飼育/都民シルバーサポートセンター
  • ある現場から(2026ver.)
  • わたしたちの願い
  • キャラメルとりおなさん あの日からつづいた時間
  • 2016年 熊本地震ボランティア活動について

「もしもの前に、今日できること」のパネルがよかった

学生さんが作ったパネルなのですが、これがそのまま持って帰りたい内容でした。抜き出すとこんな具合です。

  • そのとき、あの子はどこにいる? — 災害時、猫は驚いて隠れる。よく隠れる場所・逃げ込みそうな場所を普段から確認。窓・網戸・玄関はとくに注意
  • “いつものもの”を少し多めに — 特別な防災食ではなく、普段のフード・水・猫砂・薬を少し余分に(ローリングストック)。急な環境の変化だからこそ、食べ慣れたものが大切
  • キャリーを「安心できる場所」に — 通院のときだけ使っていませんか。普段から部屋に出す、寝床にする、入ったらおやつ
  • もしもあなたが帰れなかったら… — 災害だけでなく急病・入院への備え。鍵・猫の数・食事・薬・かかりつけを信頼できる人に伝えておく
  • うちの子の「1枚」を — 名前・年齢・性格・持病・薬・フード・かかりつけ・マイクロチップ番号・緊急連絡先を1枚にまとめる
  • 今日、ひとつやろう! — 「キャリーを出しておく」「写真を撮る」「フードを1袋多く買う」「家族と話す」

【防災意識啓発掲示『もしもの前に、今日できること』】↓

TCA東京ECO動物海洋専門学校の学生さんによる展示

そして隣には、実物の備蓄が並べてありました。ブルーシートの上に「イヌ」「ネコ」「爬虫類」「鳥類」の4つのカゴ。猫のところには、ペットシーツ、折りたたみのペット皿、ドライフードと総合栄養食のウェット、水、保冷剤、使い捨てバスタオル、新聞紙、ブラシ、おもちゃ、ハーネス、そしてリュック型のキャリーバッグ。

【展示された非常用グッズ】↓

ブルーシートに並べられた防災備蓄品の展示。イヌ・ネコ・爬虫類・鳥類に分かれている

【準備しておきたい猫用非常用グッズ】※猫の防災記事に詳細を掲載↓

防災備蓄品の展示の「ネコ」の枠。フード、ペットシーツ、折りたたみの食器、水、新聞紙など

最低限必要なグッズを一つずつ紹介されていました。1週間分、1ヶ月分となると、かなりの量をストックしておかなくてはいけないです。

「地域猫、保護する? どうする?」— 一匹の茶トラをめぐる展示

展示のなかで、いちばん長く足を止めたのがこの一角でした。

通学路にいた茶トラの地域猫を、中学生のころから見守っていた女の子がいました。「あ、今日もいる」と会いに行くために、家を少し早く出て学校へ向かう。「行ってきます、また帰りにね」。

同じ猫を気にかけていた近所の方が、「この子たち、こんなに慣れてるし、お外にずっといるよりおうちの中のほうがいいんじゃないかな」と悩んで、調べて、えどねこさんにたどり着きます。展示のパネルには、その方の迷いがそのまま書かれていました。

地域猫ってごはんもらえてるけど、しあわせなのかな。雨の日も嵐の日もあるし、最近の夏はとても暑いし…… おうちで安心しているうちの猫を見ると、やっぱりおうちがよさそうだし。
そもそも地域猫って勝手に保護しちゃダメなんじゃないの?

この「勝手に保護していいの?」でつまずく人は、たぶんとても多いと思います。展示はそこから、野良猫 → 地域猫 → おうち猫という道すじと、相談したその方が「相談者」から地域の「活動者」になっていったところまでを追っていました。

【掲示の一部】↓

展示パネル「できればおうちがいいね!」。野良猫から地域猫、おうち猫への道すじ

そして隣の壁に、その茶トラのその後が貼ってありました。保護されたときには、すでに腎臓の病気があったこと。それでも家族に迎えた人がいたこと。「病気のない猫を選んだのではなく、大好きなあの子を選びました」という一文。通院と点滴の日々、はじめてのけいれん、一緒に越せたお正月、おうちの子になって1周年。そして2026年7月までの記録。

カフェと学びのゾーン — ペット防災の講演

今回のいちばんの目当てがこれでした。「人とペットを守る防災対策」。講師は動物と暮らしやすいまちづくり会の代表・大山幸子さんです。11:00/12:30/14:00の3回、各30分。

「ペットを守れるのは飼い主だけ。そして飼い主が無事でなければ、ペットは守れません」から始まって、同行避難と同伴避難のちがい、備蓄の考え方、猫ならではの注意点まで。内容が濃かったので、講演だけで別の記事にまとめました。

ひとつだけ書いておくと、マンションの高層階でも、大地震の揺れで窓は勝手に開きます。開けているなら必ずロックを。これは帰ってすぐできることでした。

NECOT COFFEE HOUSEさんと、ひさしぶりに

同じゾーンでカフェを出していたのがNECOT COFFEE HOUSEさんでした。

実はうちのブログで、はじめて行った保護猫カフェとして記事にさせていただいたお店です。記事に載せることを快く承諾してくださった、あの店主さん。

今回あらためてご挨拶して、名刺をお渡ししてきました。
ブログ記事を継続して上げていることを報告し、この日共同でコーヒーを出展していた「Mano a Mano」さんのコーヒーを購入して、頂きました。

【「Mano a Mano」さんが使用していたドリップケトル】↓

Mano a Manoさんが使っていた、猫の絵柄のドリップケトル

マーケット&ワークショップゾーン

18区画がぎっしり並んでいました。三毛猫雑貨店さんの「ねこうちわ」、東京都立総合工科高等学校の「端材で猫を作ろう」、えどねこリユースマーケット、猫ZABUTON、読売新聞、ペットシッターズ東京ベイ、「モールで猫をつくる」ワークショップなど、買う・作る・相談するが混ざった構成です。

#猫屋さん — 玄関のステッカーが、そのまま防災グッズだった

#猫屋さんは、2月の「ちよだ猫まつり2026」で猫マグネット(CAT IN CAR)を紹介したお店です。そのあともLovelyにゃんフェスタ、ねこフェス2026と、行く先々でお見かけしていました。猫のイベントに出ていると、だいたいいる。

今回あらためて見て気づいたのは、玄関用のステッカーとマグネットです。

  • 「猫脱走注意 — 扉を開ける際はご注意ください」
  • 「大切な猫がいます」
  • 「置き配OKです」「無断投函お断り」
  • 車用の「CAT IN CAR」「通院中」「ドラレコ録画中」

毛柄の一覧表から、うちの子に近い柄を選べるようになっています。クロ、ハチワレ鼻桃、ハチワレ鼻黒、茶トラ、キジトラ、サバトラ、三毛、サビ、シャム、ラグドール、スコティッシュ……。「うちの子の毛色が、きっとある」というのが、そのままお店の言葉になっていました。

【#猫屋さんのブースに整然と並んだマグネット】

#猫屋のブース。猫の毛柄別のマグネットとステッカーが並んでいる

【#猫屋さんの猫種毛色表】↓

#猫屋の毛色表。24種類の毛柄から、うちの子に近いものを選べる

お店のコンセプトを聞いて、なるほどと思いました。「猫さんと飼い主さんの悲しいお別れを少しでも減らしたい」——そこから始まったブランドなのだそうです。テーマは「可愛いくって役に立つ」。かわいいから貼る、貼ってあるから助かる。その順番がいいなと思いました。

今回はマグネットを購入しました。おまけにいただいたステッカーが、これがまた良くて——初心者マークのような四角い意匠に「脱走注意」、まんなかに「猫」、下に「令和九年」。免許の更新シールみたいな顔をして、書いてあることは脱走注意です。

【#猫屋さんで購入したマグネット】↓

#猫屋でもらったおまけのステッカー。「脱走注意」「猫」「令和九年」と書かれている

#猫屋さんはいつもイベントで見かけると、沢山の人だかりができて、一人で接客に追われていました。今日はそこまで多くはなかったので、思い切って話しかけさせていただきました。本当にイベントがある場所に出展登録をして、色んなところに飛び回っているそうです。次もイベントでお会いしたら声をかけたいと思います。

#猫屋さんのマグネットは、実は講演で聞いた「玄関にペットの在宅表示を」そのものなんです。飼い主が先に避難して猫が家に残ったとき、その子を探す手がかりになる——という話でした。かわいい猫グッズの顔をして、やっていることは防災。普段のイベントではあまり気が付かない発見でもありました。

譲渡会ゾーンと、相談のコーナー

譲渡会ゾーンは大盛況で、入場待ちの方が数多くいらっしゃいました。普段、譲渡会場まで足を運ぶ自分ですが、今回は、逆に興味があって並んでいる方々の邪魔にならないように、あえて入場しませんでした。ちらっと入口から見えた雰囲気は、まさに今年1月に伺った「えどねこ譲渡会」そのものでした。

私の活動の一つは『「保護猫譲渡会」が猫をお迎えしたいおうちの「第一候補になる」』ための発信です。このようなおまつりで、譲渡会場に足を運んでくださる様子はとても嬉しいことです。

あと、フードサンプルも数多く並べられていました。メーカーさんとのつながりもちゃんと感じました。ヒルズ、ロイカナ、ピュリナなど主力のフードたちのサンプルでした。
個人的に、オレオのごはんを、一つの種類に執着しないようにする「ローテーション」をそろそろしておく時期だったので、いくつかいただきました。こういったフードをどうするか迷う場合は、サンプルがあると助かります。

【会場でいただいた試供品】↓

会場でいただいたフードの試供品と、においを確かめるオレオ

行ってみて、思ったこと

えどねこまつりは、手作り感がたまりません。今年足を運んだイベントの中ではいちばんこぢんまりとしていました。専門学校ということもあって、「猫大好き学園祭」という雰囲気。ただ、コンセプトは「猫ならなんでも」ではなく「江戸川区」が力を注いでいる「地域猫」や「保護猫」、「ペット防災」をちゃんと軸として持っている、いわば「テーマパーク」でした。えどねこまつりが回数を重ねたら、2月に行った「ちよだ猫まつり」のような発展を遂げる気がします。そんな未来を想像すると、ワクワクしてきます。

8月の「ねこフェス」は猫好き主催者が、利益度外視で猫のために開催したイベントという感じだったので、そこともまた近い雰囲気はあります。SNSに強い3人の責任者が2回目にして来場者を半端なく集めた感が強みだったというイメージ。

ほかのイベントは若干商業的イベントだったので商品情報厚めという感じ。

そう考えると、えどねこまつりはやはり、「猫」と「人間」が共に幸せになる、それを目指すというイベントだったという印象でした。

次回も、あると思います

帰ってから調べてみて分かったのですが、えどねこまつりは今回が初めてではありませんでした前回は2025年9月21日(日)、江戸川区総合文化センターで開かれています。今年は会場を専門学校に移しての開催でした。

どちらも9月の第3日曜です。来年も同じ時期にあるかどうかまでは分かりませんが、会場を変えながら続いているのを見ると、次もあるだろうと思えてきます。

こんな「ねこまつり」が地元で毎年開かれるなら、これ以上うれしいことはありません。江戸川区は保護動物への取り組みがしっかりしているので、来年も期待しています。

おわりに

会場の看板に、「すべての猫に、居場所をつくる」と書かれていました。

居場所というのは、譲渡会でおうちが決まることだけを指しているのではないのだと思います。今いる家が安全であること、いざというときに連れて出られること、飼い主が帰れなくなっても誰かが気づいてくれること。今年のテーマが防災だったのは、そういうことなのかなと、帰り道に考えていました。

【購入すると、寄付金となるドリップコーヒー】↓

購入すると寄付になるドリップコーヒー。えどねこのイラストが入った袋
jyosui
jyosui

こんなねこのまつりが各自治体で積極的に開催されれば、不幸な猫は世界からいなくなるんではないかなと物思いにふけった1日でした。

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