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猫の柄の種類 — 5つの層でわかる「うちの子はどの柄?」早見ガイド

猫の柄の種類 — 5つの層でわかる「うちの子はどの柄?」早見ガイド。床であおむけに寝るオレオの写真に、ベースを弾く猫のイラストとタイトルを重ねたアイキャッチ ネコの知識

こんにちは、jyosuiです!

猫の柄は「5つの層」でできている——うちの子はどの柄? 仕組みがわかる色鉛筆観察ノート。モデルは、頭としっぽが黒く体が白い長毛のオレオ

「キジトラ」「サバトラ」「三毛」「ハチワレ」——猫の柄には、いろいろな呼び名があります。でも、実際に自分の猫を目の前にして「この子はどれ?」と考えると、意外と迷いませんか?

わたしも迷いました。というより、うちの子の柄を長いあいだ勘違いしていました。調べてみて分かったのは、猫の柄は「◯◯柄」という名前のリストを暗記するものではなく、いくつかの要素の組み合わせで決まっているということでした。

(そのときの話は「うちの猫の柄を、ずっと勘違いしていました」に書いています。)

この考えかたが分かると、はじめて見る猫でも「あ、この子はこの組み合わせだな」と読めるようになります。この記事では、その組み立てかたをまるごとご紹介します。

この記事で分かることは、次のとおりです。

  • おうちの子を判定する5ステップ(まずはここから)
  • 猫の柄を決めている5つの層と、その組み合わせかた
  • タビー(縞)の4つの型と、日本語の毛柄名との対応
  • 白の量による6段階の呼び分け
  • どの柄がどの猫種に多いのか
  • 日本の飼い猫でいちばん多い柄はなにか(調査データつき)

先にお伝えしておくと、わたしは獣医師でも、猫の遺伝の専門家でもありません。飼い主として調べ、うちの子や資料にあてはめて確かめたことをまとめています。呼び名や分類は登録団体・国によってちがうことがあり、「これだけが正解」というものではありません。なお、この記事の「5つの層」は、遺伝学上の正式な分類ではなく、見た目から毛柄を整理しやすくするための独自の枠組みです。

そして、柄の名前を知らなくても、猫との暮らしはまったく困りません。気になったところだけつまみ読みして、あとは閉じてしまって大丈夫です。

jyosui
jyosui

全部おぼえる必要はまったくありません。「5つの層がある」ということだけ頭のすみに置いて、あとは表を見にきていただければ。

まずは、おうちの子を見ながら5ステップで判定してみてください。くわしいしくみは、そのあとに置いています。

管理者のプロフィール
[この記事を書いた人]
jyosui

2023年10月末にペットショップで仔猫との運命的な出会いをきっかけにどっぷり猫沼に浸かってしまったアラフィフのサラリーマンおじさん。猫のことをもっとよく知りたいと、譲渡会・猫イベント・地域猫セミナーなどに積極的に参加。ねこ検定初級を受検するなど知識向上にも取り組み中。「世界中の猫を幸せにしたい!」を夢に、保護猫カフェ経営を目指して日々猫活中。

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うちの子はどの柄? 5ステップで判定

猫の柄を5つの層で整理した早見表

それでは、実際にやってみましょう。おうちの子を見ながら、上から順に答えていくだけです。

STEP1/色は「黒色系」?「赤(オレンジ)系」?

まず、オレンジ(レッド/クリーム)があるかを見ます。なければ黒色系(黒・グレー・チョコレート系など)です。キジトラの茶色っぽい地色は、遺伝学上はオレンジ系ではなく、黒色系のタビーです。黒と赤の両方がまざっていれば、その子は三毛かサビで、ほとんどがメスです。

STEP2/縞はある?

縞があれば、縦じま(マッカレル)か、うずまき(クラシック)か、斑点(スポテッド)か。レッドやクリームは縞が見えやすく、縞なしの遺伝型でも薄い模様が出ることがあります。見た目だけで遺伝型を断定せず、明るいところで毛の流れを見てみてください。

STEP3/白はどれくらい? ← 真上から見るのがコツ

ここがいちばん誤解しやすいところです。顔から離れて、真上と後ろから体ぜんたいを見てください。寝ているときが撮りやすいです。「色が主役か、白が主役か」だけ見れば、下の【第3層】の表のどこにいるか見当がつきます。

STEP4/体の先だけ濃い?

耳・鼻先・足先・しっぽだけが濃くて、胴体がうすければポイントです。ちがえば、この層はとばして大丈夫。

STEP5/毛の根もとは白い?

色のついた部分の毛をそっとかき分けます。根もとが白ければ、スモークやシルバー系などの可能性があります。根もとまで色がついていれば、ふつうの濃さです。毛先の着色範囲まで見ると、シェーデッドやシェルとの違いも分かりやすくなります。

この5つの答えをつなげれば、おうちの子の柄が言葉になります。「黒系 × 縞なし × 白が半分 × ポイントなし × 根もとまで黒」なら、黒白のバイカラー。そんなふうに。

オレオくん
オレオくん

ぼくは「黒 × 縞なし × 白がほとんど × ポイントなし × 根もとまで黒」で、バンパターンっていうらしいにゃ。長いにゃ。

オレオを真上と後ろから見てみると、体は白が主役で、黒い部分は頭としっぽに集まっています。5ステップにあてはめると「黒色系 × 縞なし × 白がほとんど × ポイントなし × 根もとまで黒」。顔だけを見るとハチワレにも見えますが、体全体ではバンパターンです。

オレオの柄を5つの層で判定した、黒白のバンパターンのまとめ

答え合わせ:日本語の毛柄名と、この5層の対応表

ふだん使っている日本語の呼び名を、5層の組み合わせに置きかえてみます。

日本語の呼び名5層でいうと
キジトラ黒色系のベース × マッカレルの縞 × 白なし
サバトラ黒色系のうすめ(ブルー/グレー)× マッカレルの縞 × 白なし
茶トラ赤(オレンジ)系のベース × 縞が見えやすい
キジ白・サバ白・茶白上の3つ + 白が半分くらい
黒黒のベース × 縞なし × 白なし
黒白・ハチワレ黒のベース × 縞なし × 白(量はさまざま)
三毛(ミケ)黒と赤が混ざる + 白
サビ黒と赤が混ざる、白なし
ムギワラ黒と赤が混ざる+縞(白なし=ムギワラ/白あり=シマ三毛)
グレー(ブルー)黒のうすめ × 縞なし

もっとくわしく:猫の柄は「5つの層」の掛け算でできている

猫の柄を5つの層に分けて見る全体図。①ベースの色(黒色系か赤(オレンジ)系か)②縞(タビー)③白の量④ポイント(体の先だけ濃い)⑤毛の根元の色

いちばん大事なところなので、まず全体像を置いておきます。ここでは見た目を整理するため、猫の柄を次の5つの層として見ていきます。

層なにを決めるかたとえば
① ベースの色黒色系か、赤(オレンジ)系か。色が薄まっているか黒・ブルー(グレー)/レッド(オレンジ)・クリーム
② 縞(タビー)縞が出るか消えるか。出るならどんな形かキジトラ/単色の黒
③ 白白がどれだけ乗るか靴下だけ/半分/ほぼ全部
④ ポイント体の先だけ色が出るかシャム猫のような柄
⑤ 毛の中の色毛1本の根もとが白いかスモーク/シルバー

たとえば「キジ白」の猫は、①黒色系のベース × ②マッカレルの縞 × ③白が半分くらいという組み合わせ。「黒猫」は①黒 × ②縞なし × ③白なし。こんなふうに、どの猫も5つの層の答えの組み合わせで書けます。

ここから、ひとつずつ見ていきます。

【第1層】ベースになる色は、8つ

猫の毛色を黒色系と赤(オレンジ)系に分ける第1層の解説

猫の色をつくっている色素は、大きく分けて2種類しかありません。黒っぽい色をつくるものと、赤っぽい色をつくるものです。この2つが、うすまったり濃くなったりして、いろいろな色になります。

濃いほううすめたもの日本でよく見るか
ブラック(黒)ブルー(グレー)◎ とても多い
チョコレートライラック(ラベンダー)△ ほぼ純血種だけ
シナモンフォーン△ ほぼ純血種だけ
レッド(茶・オレンジ)クリーム◎ とても多い

「うすめる」というのは比喩ではなくて、色の粒が毛の中でまばらに並ぶことで、見た目がうすくなるのだそうです。黒がうすまるとグレー、レッド(オレンジ)がうすまるとクリーム。パステル調の猫は、この「うすめる」がはたらいている子です。

チョコレートやシナモンは、日本の町で見かける猫にはまず出ません。オリエンタル系の純血種など、限られた血筋にしかない色だからです。

【第2層】縞(タビー)があるか、どんな縞か

猫の縞模様4種類と縞の見え方を説明する第2層の解説

ここがいちばん見分けの中心になるところです。

猫にはもともと縞を出すスイッチがあります。このスイッチが入っていれば縞が出て、切れていれば単色になります。猫のご先祖はみんな縞模様だったといわれていて、単色のほうがあとから生まれた姿なのだそうです。

縞のかたちは4種類(+2つ)

名前どんな形日本語の呼び名
マッカレルタビー魚の骨のような縦じま。いちばん多いキジトラ/サバトラ/茶トラ
クラシックタビーうずまき・的(まと)のような大きな模様(決まった和名なし)
スポテッドタビー斑点(はんてん)。ヒョウのようヒョウ柄
ティックドタビー縞が見えず、毛1本ずつが縞になっている(決まった和名なし)
パッチドタビー縞のうえに赤のかたまりが乗るムギワラ/シマ三毛
ソリッド縞なしの単色黒/グレー/白 など

マッカレルは、日本の町でいちばん見かける縞です。キジトラもサバトラも茶トラも、みんなこの形。ちがうのは第1層の色だけです。

クラシックは、横っ腹に大きなうずまきや的のような模様が出るタイプ。アメリカンショートヘアのシルバーの猫でおなじみの、あの模様です。

ティックドは、ちょっと不思議です。ぱっと見は縞がなく、砂をまぶしたような色に見えます。でも毛をかき分けてよく見ると、毛1本の中に濃い・うすいの帯があります。アビシニアンやソマリでよく知られ、日本の雑種では見かける機会が少ないタイプです。

赤(オレンジ)系は、縞が見えやすい

ここ、いちばん意外だったところです。

赤(オレンジ)系では、縞を目立たなくするしくみが黒色系と同じようには働かず、縞やゴーストマーキングが見えやすくなります。

レッドやクリームの猫では、縞なしの遺伝型でも薄い模様が見えることがあります。そのため、見た目が完全な無地に見える子は多くありません。外見だけで遺伝型を断定するのはむずかしいので、「赤系は縞が見えやすい」と覚えておくくらいがよさそうです。

オレオくん
オレオくん

ぼくは黒だからスイッチが切れてるにゃ。でも光に当てると、うっすら縞が見える子もいるらしいにゃ。

オレオくんの言うとおりで、黒猫に強い光を当てると、うっすら縞が浮かんで見えることがあります。「ゴーストマーキング」と呼ばれるもので、隠れている模様が一時的に見えている状態です。これだけで遺伝型を断定できるものではありませんが、晴れた日の窓ぎわで観察してみるとおもしろいです。

【第3層】白がどれだけ乗るか

猫の白い部分の量を靴下からバンパターンまで示す第3層の解説

ここまでで決まった色のうえに、白が乗ってきます。

白い部分というのは、じつは「白い色がついている」のではなく、色がつかなかったところです。生まれる前に色をつくる細胞が体じゅうへ移動していくのですが、時間内にたどり着けなかった場所が白く残ります。

だから白くなる場所は、いつもだいたい決まっています。おなか・胸・足先・口のまわり・おでこの真ん中。ハチワレの白がいつも顔の真ん中にあるのは、そこがいちばん最後だからです。

白の量呼び名見た目
ごくわずかロケット/ミテッド胸などの小さな白斑(ロケット)/足先が白い(ミテッド)
少なめタキシード黒がベースで胸・足先が白。ハチワレになることも
半分くらいバイカラーキジ白・サバ白・茶白・黒白
白が優勢ハーレクインほぼ白で、体に色の島がぽつぽつ
ほぼ白バン頭としっぽだけに色。体は真っ白
全身白白猫色がまったく出ない(※別のしくみ)

「ハチワレ」は、この表のどこにでも出てきます。顔の白の入りかたを指す日本独自の呼び名なので、体の白の量とは別の話なんですね。ここを混同すると、うちの子の柄を読みちがえます(わたしがそうでした)。

全身白の「白猫」だけは、別のしくみ

表のいちばん下の「全身白」だけは、上の5段階の続きではなく、まったく別の遺伝子によるものです。ほかの色をぜんぶ覆いかくしてしまう、とても強い白です。

この強い白を持つ猫のうち、目が青い子には、耳の聞こえにくさが出やすいことが知られています。片方だけ青い子、両方とも青い子で、その割合は変わってきます。

この傾向は、とくに全身白で青い目を持つ猫で知られています。白い部分がある猫すべてに同じように当てはまるわけではなく、ぶち猫やバンパターンの白とは分けて考える必要があります。ただし、見た目だけで聴力を判断することはできません。

後ろから名前を呼んだときの反応は、おうちで観察できるひとつの目安です。ただし、片耳だけの聞こえにくさなどは家庭では分かりにくいため、気になる場合は動物病院で相談してください。

【第4層】ポイント(体の先だけ色が出る)

シャム猫などのポイント柄で体の先が濃くなるしくみ

シャム猫を思い浮かべてください。顔・耳・足先・しっぽだけが濃くて、体はうすいクリーム色。あの柄です。

これは温度で色が変わるしくみによるものです。体温が高い場所では色がつくられず、体温が低い場所=体の先っぽだけに色が出ます。だから、耳・鼻先・足先・しっぽが濃くなるんですね。

おもしろいのは、ポイントの猫は生まれたときはほぼ真っ白だということ。お母さんのおなかの中はあたたかいので、色がつく場所がなかったのです。生まれてから、外の空気にふれる先っぽが冷えて、だんだん色が出てきます。

  • シールポイント——濃い茶色。いちばん定番
  • ブルーポイント/チョコレートポイント/ライラックポイント——色ちがい
  • リンクスポイント——ポイントの部分に縞が入る
  • トーティポイント——ポイントの部分が赤黒まだら
  • ミンク/セピア——ポイントと単色の中間。体との差がゆるやか

【第5層】毛1本の中での、色の分かれかた

猫の毛1本の着色範囲を、ふつう・スモーク・シェーデッド・シェルで比較する第5層の解説

最後の層は、ちょっとマニアックですが、見た目の印象を大きく変えるところです。

最後の層では、毛1本の色の入り方と、シルバー/ゴールデンなどの色調を見ます。これらは同じひとつの段階ではありませんが、見た目の印象を大きく変える要素として、ここではまとめて紹介します。

名前色の入り方/色調見た目
ふつう根もとまでしっかり濃い色
スモーク毛先側の広い範囲(根もとは白)動くと根もとの白がちらつく
シェーデッド毛先側の一部影がかかったような色
シェル(チンチラ)毛先のごく一部ほぼ白に見えて、輪郭だけ色がある
シルバー/ゴールデン(別枠)毛先の着色範囲とは別の色調銀色/金色の下地に見える

自分の猫の毛の根もとが白いかどうかは、その場で確かめられます。色のついた部分の毛をそっとかき分けて、根もとを見てください。白い場合はスモークやシルバー系などの可能性がありますが、毛先の着色範囲や縞の有無も合わせて見ます。ごきげんなときに、なでるついでにどうぞ。いやがったら、すぐやめてあげてください。

品種ならではの、特別な柄

ここまでの5層に収まらない、特定の猫種にしかない柄もあります。

  • ロゼット——斑点のふちが濃く、中が明るい。ヒョウそっくりの模様。ベンガルの代名詞
  • マーブル——大理石のように流れる模様。これもベンガル
  • セピア——バーミーズに見られる、体と先端部の色の差がゆるやかなタイプ

寄り道:知っていると楽しい、柄の話

気になるところだけ、ひらいて読んでみてください。

どの柄が、どの猫種に多い?
柄よく見られる猫種
ティックドアビシニアン、ソマリ、シンガプーラ
スポテッドベンガル、エジプシャンマウ、オシキャット
ロゼット・マーブルベンガル(ほぼ専用)
クラシックタビーアメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア
マッカレルタビー日本の雑種。世界でもいちばん多い
単色の黒ボンベイ(黒しか認められない)、オリエンタル
単色のグレーロシアンブルー、シャルトリュー、コラット
単色の白ターキッシュアンゴラ、ペルシャ(ホワイト)
ポイントシャム、ヒマラヤン、ラグドール、バーマン
バン・ハーレクインターキッシュバン、ジャパニーズボブテイル
三毛・サビ猫種を問わず(ほぼメス)
スモーク・シルバーペルシャ、メインクーン、ノルウェージャンフォレストキャット
日本の飼い猫で、いちばん多い柄は?

ここは気になるところだと思います。

先にお伝えしておくと、猫の毛柄について、日本にも世界にも大規模な公式統計はありません。ですので、以下はアンケート調査の結果であって「日本の猫全体の正確な割合」ではない、という前提で見てください。

猫の飼い主向け媒体「ねこのきもち」が2023年2月に、飼い主280人を対象に実施したアンケートの結果です。

毛柄割合
キジトラ20%(最多)
黒×白13%
黒12%
茶トラ12%
ミケ(三毛)10%
サバトラ・茶×白・キジ白・グレー・白 など残り(それぞれ数%)
サビ4%(最少)

280人を対象にしたアンケートなので、数字そのものは目安です。この調査ではキジトラが20%で最も多く、サビが4%で最も少ないという結果でした。

大づかみに言えるのは、こんなところです。

  • 今回のアンケートでは、キジトラが20%で最多
  • 縞の形や遺伝型の割合は、このアンケートだけでは判断できない
  • ポイントやロゼットなど純血種ならではの柄は、全体で見れば少数派
飼い主280人アンケートの猫の毛柄割合と、三毛・サビがほとんどメスになる仕組み
三毛とサビが、ほとんどメスなのはなぜ?

よく知られた話ですが、理由まで説明されることは少ないので、ここでふれておきます。

「黒色系になるか、赤(オレンジ)系になるか」を決める遺伝子は、性別に関わるX染色体の上にあります。メスはX染色体を2本持つため、片方に黒色系、もう片方に赤色系の情報を持つことができます。体の場所ごとに働くX染色体が分かれることで、黒と赤がまだらに現れます。白が大きく加われば三毛、白が少ないか、ほとんどなければサビと呼ばれるのが一般的です。

通常のオスはX染色体を1本だけ持つため、黒色系か赤色系のどちらか一方が現れます。そのため、三毛やサビのほとんどはメスです。ただし、ごくまれに例外もあります。

オスの三毛やサビは非常にまれで、XXYの染色体構成や、異なる細胞が混ざるキメラなど、いくつかのしくみが知られています。XXYでは子どもを残せない場合が多い一方、キメラなどでは繁殖できた例も報告されています。日本では昔から縁起がいいとされてきましたが、ひとまとめにせず、その子ごとの状態を見ることが大切です。

jyosui
jyosui

「三毛のオスは珍しい」で終わらずに、理由まで知ると納得感がぜんぜんちがいました。

おわりに

猫を見るのが、もっと楽しくなる。5つの層を知っていれば、道端の猫も「黒色系のマッカレルで、白が半分くらい」と読み解ける。なでられて眠る白黒の猫のイラスト

猫の柄は、名前を暗記するものではなく、5つの層に分けて見ていくもの——そう考えるようになってから、道で猫を見かけたときの楽しみが増えました。「この子は黒色系のマッカレルで、白が半分くらいだな」と、頭のなかで分解できるようになるんです。

もちろん、こんなことを知らなくても猫はかわいいですし、暮らしはなにも変わりません。ただ、知っていると、いつもの子がすこしちがって見える。それだけの話です。でも、そのそれだけが、けっこう楽しいのです。

今日、おうちの子を真上から見てみてください。もしかしたら、思っていたのとちがう形が見えるかもしれません。

※ この記事は、飼い主が調べた内容をまとめた一般的な情報です。毛柄の呼び名や分類は、登録団体や国によって異なることがあります。割合の数字は特定のアンケート調査によるもので、日本の猫全体の正確な比率を示すものではありません。健康に関わる心配ごとは、自己判断せず動物病院にご相談ください。

※本記事内の図解には、生成AIで作成・編集した画像を使用しています。内容は筆者が確認・修正しています。


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