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キャットニップとまたたびの違いは?効く成分・反応する猫の割合をやさしく比較

目を細めてくつろぐ黒白の長毛猫の顔のアップ。「マタタビとキャットニップの違いは? 効く成分・反応する猫の割合をやさしく比較」の文字 ネコの知識

こんにちは、jyosuiです!

マタタビとキャットニップの比較表。植物の種類・おもな産地・効く成分・反応する割合・反応の強さ・おもな形の6項目を並べて違いをまとめたもの

「猫といえばマタタビ」——これはよく知られていますよね。でも最近は、海外のおもちゃでおなじみの「キャットニップ」という名前も、よく見かけるようになりました。でも、「マタタビとキャットニップ、なにか違うところがあるのかな?」とか、「マタタビが海外でキャットニップって呼ばれてるんじゃない?」なんて思ったりしませんか?自分も正直調べるまでは同じものと思っていました。

じつはこの2つ、猫に影響する効果は似ているけれど、まったくの別物。植物の種類も、猫を夢中にさせる成分も、そして「効く猫の割合」までちがうんです。この記事では、マタタビとキャットニップの違いを、表を使いながらやさしくまとめました。「うちの子はマタタビに反応しないなあ」という方にも、ヒントになる内容ですよ。

先にお伝えしておくと、キャットニップのほうは、まだオレオにあげたことがありません。マタタビはたまに使っていて、転がって遊ぶ様子も見ています。なのでこの記事は、「調べてわかったこと」と「マタタビでのオレオの様子」を分けて書いています。そこだけ、あらかじめ。

オレオくん
オレオくん

オレオはキャットニップにゃんか知らんにゃん。ニット帽にゃら見たことあるにゃ。


管理者のプロフィール
[この記事を書いた人]
jyosui

2023年10月末にペットショップで仔猫との運命的な出会いをきっかけにどっぷり猫沼に浸かってしまったアラフィフのサラリーマンおじさん。猫のことをもっとよく知りたいと、譲渡会・猫イベント・地域猫セミナーなどに積極的に参加。ねこ検定初級を受検するなど知識向上にも取り組み中。「世界中の猫を幸せにしたい!」を夢に、保護猫カフェ経営を目指して日々猫活中。

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まず結論:いちばん大きな違いは「成分」と「効く猫の割合」

こまかい話の前に、結論からお伝えします。マタタビとキャットニップの違いを、ひと目でわかる表にまとめました。

ざっくり言うと、マタタビは「日本生まれ・効きが強め・反応する子が多い」、キャットニップは「海外生まれ・おだやか・3匹に2匹くらいが反応」というイメージです。では、ひとつずつ見ていきましょう。

オレオくん
オレオくん

マタタビのほうが反応が強く出るんにゃ?キャットニップは海外製なのにマタタビより弱いにゃんて、シンジラレナーイにゃ。


そもそも「キャットニップ」って何?

キャットニップ(catnip)は、日本語では「イヌハッカ」と呼ばれる、シソ科のハーブです。名前のとおりミントの仲間で、人がハーブティーやガーデニングに使うこともあります。原産はヨーロッパや西アジアで、いまは北米にも広く根づき、欧米では「猫のおもちゃといえばキャットニップ」というくらい定番の存在です。

猫を夢中にさせる正体は「ネペタラクトン」という香り成分。これをにおいでかぐことで、ゴロゴロ転がったり、すりすりしたりといった反応が起こります。海外のけりぐるみやおもちゃに「catnip入り」と書かれているのは、この成分のことです。

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いっぽう「マタタビ」は?

マタタビは、日本や東アジアの山地に自生するマタタビ科のつる性植物です。漢字では「木天蓼」と書きます。キャットニップがハーブ(草)なのに対し、マタタビは木に近いつる植物で、そもそも植物のグループからしてまったく別ものなんですね。

効く成分は「ネペタラクトール」を中心に、マタタビラクトンやアクチニジンなど複数の成分が含まれています。2021年に日本の研究チームが、この「ネペタラクトール」こそがマタタビ反応の主役だと突き止めて、世界中で話題になりました。名前がキャットニップの成分「ネペタラクトン」とそっくりですが、別の物質です。

お試しサイズ。どちらが夢中になるか、一度お試しを。

マタタビについて「なぜ猫はあんなに夢中になるの?」「安全な与え方は?」をくわしく知りたい方は、こちらの記事でまとめています。


違い① 植物の種類と産地

いちばんの根っこの違いは、そもそも別の植物だということ。

  • キャットニップ:シソ科のハーブ(ミントの仲間)。ヨーロッパ・西アジア生まれで、欧米の定番
  • マタタビ:マタタビ科のつる性植物。日本・東アジア生まれで、日本の定番

名前が混同されがちなのは、どちらも猫を似たような“うっとり状態”にするから。でも植物としては、リンゴとミカンくらい別ものだと思ってください。

jyosui
jyosui

へー、科目自体違うなんて思いもしなかった。そんなに違うのに猫に似たような反応が起こるんだね。


違い② 効く成分がちがう

猫を反応させる成分も別ものです。

  • キャットニップ:おもにネペタラクトンという1種類の成分
  • マタタビ:ネペタラクトールを中心に、マタタビラクトンやアクチニジンなど複数の成分が合わさっている

名前は似ていますが、ネペタラクト「ン」と、ネペタラクト「ール」は別の物質。マタタビは複数の成分が組み合わさっているぶん、より多くの猫に、より強く効きやすいと考えられています。これが次の「反応する割合」の違いにつながります。

jyosui
jyosui

マタタビには複数の成分が混在しているんだね。やっぱり「マタタビラクトン」が一番、猫に影響するのかな?


違い③ 反応する猫の割合

じつはここが、いちばん知っておくと役立つポイントです。すべての猫がキャットニップに反応するわけではありません。

キャットニップに反応するかどうかは遺伝で決まるとされ、反応するのはおよそ3匹に2匹ほど。残りの猫は、においをかいでも知らんぷり——でも、これは異常ではなく、まったく正常な個体差です。また、生後3〜6か月くらいまでの子猫は、まだ反応が出ないことも多いと言われています。

おもしろいのはここから。海外の研究では、キャットニップに反応しなかった猫の多くが、マタタビには反応したと報告されています。つまり——

  • 「うちの子、キャットニップのおもちゃに無反応だな…」という場合でも、マタタビなら夢中になることがある
  • 逆に、マタタビに反応しにくい子が、キャットニップで反応することもある

だから、片方で反応がなくても「この子は無関心なんだ」と決めつけなくて大丈夫。もう片方を試してみる価値があるんです。

オレオくん
オレオくん

オレオはマタタビでゴロゴロ転がりたくなっちゃうにゃ。でも15分くらいで我に返るにゃ。


「うちの子、ぜんぜん反応しない」ときに考えられること

反応しない猫は、けっこういます。これは体質の話で、性格や愛情とは関係ありません。おもな理由として、こんなことが知られています。

  • 生まれつき反応しない体質……キャットニップに反応するかどうかは遺伝で決まるとされています。3頭に1頭くらいは、もともと効かない子です
  • まだ子猫……生後3〜6か月ごろまでは、反応が出ないことが多いといわれます
  • 香りがとんでいる……粉末も葉も、開封してから時間がたつと成分が弱まります
  • その日の気分……体調がすぐれないときや、緊張しているときは反応が鈍ることがあります

そして、ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところかもしれません。「キャットニップに反応しなかった猫でも、マタタビには反応した」という報告があります。片方がダメでも、もう片方は試してみる価値があるということですね。逆もまた同じです。

好みの「形」が合わないこともあります。うちのオレオはけりぐるみが苦手で、同じマタタビ入りでも粉のほうがずっと好きです。中身が効くかどうか以前に、そのおもちゃの手ざわりや大きさが好きじゃない、というだけのこともあるんですね。

もっとも、どちらにも反応しない子もいます。そういう猫でも、まったく困ることはありません。またたびやキャットニップは「あると楽しい」ものであって、なくてはならないものではないので、無理に慣れさせなくて大丈夫です。

違い④ 反応の強さ・出かた

どちらも、ゴロゴロ転がる・体をすりつける・うっとりするといった反応は似ています。反応が続く時間も、だいたい5〜30分ほどで、そのあとはケロッと我に返り、しばらく(30分〜1時間ほど)は同じものをあげても反応しにくくなる点も共通です。

そのうえで、ざっくりした傾向としては——

  • キャットニップ:香りでかぐタイプ。反応はおだやかなことも多い
  • マタタビ:強めに出やすい。粉末は反応がはっきり出ることが多い

ただし、これはあくまで“傾向”。反応の強さは猫それぞれなので、はじめてあげるときはごく少量からようすを見てあげてくださいね。


よく聞く「猫が酔う草」って、どっちのこと?

「猫が酔う草」と言われたとき、日本でイメージされることが多いのはマタタビのほうです。「猫にマタタビ」ということわざもあるくらい、昔から知られていますよね。ただ、キャットニップも同じように呼ばれることがあるので、どちらを指しているかは文脈しだい、というのが正直なところです。

もうひとつ、知っておくとちょっと安心なことがあります。猫はお酒に酔うように酔っているわけではありません。成分が鼻の奥を刺激して、フェロモンに近い反応が起きている——というのが今のところの説明です。だから、ふらついたり転がったりしていても、意識がなくなっているわけではないんですね。

オレオくん
オレオくん

オレオはマタタビでゴロンゴロンするけど、目つきはいたって正気にゃん。本人はまじめにやってるにゃ。

違い⑤ 形・買いやすさ

  • キャットニップ:乾燥した葉や、葉を詰めたおもちゃ(けりぐるみなど)、スプレーが中心。海外メーカーのおもちゃに入っていることが多い
  • マタタビ:粉末・枝(噛んで遊べる)・実・スプレーなど形が豊富。日本では粉末タイプがいちばん手軽で定番

どちらも猫用品店やネット通販で気軽に手に入ります。まずは少量パックから試すのがおすすめです。

なぜか「バナナ」。でもなんか可愛いおもちゃ。海外製は斬新で好きです↓

「ザ・日本!」というおもちゃですね。とても可愛いし、食べてくなります↓


ここまでのまとめ:数字でくらべる早見表

くらべるところマタタビキャットニップ
植物の名前マタタビ(木天蓼)/マタタビ科のつる性植物イヌハッカ/シソ科のハーブ(ミントの仲間)
ふるさと日本・東アジアヨーロッパ・西アジア(いまは北米にも)
効く成分ネペタラクトール(主役)+マタタビラクトン・アクチニジンネペタラクトン
反応する猫の割合およそ5頭に4頭およそ3頭に2頭
反応の強さ強めに出やすい(粉末ははっきり出ることが多い)おだやか〜しっかり。個体差が大きい
おもな形粉末・枝・実・スプレー(日本では粉末が定番)乾燥葉・葉を詰めたおもちゃ・スプレー
効きはじめる年齢どちらも生後3〜6か月ごろから(子猫のうちは反応が出にくい)
片方が効かない子はもう片方を試す価値あり。キャットニップに反応しない猫でもマタタビには反応した、という報告がある

数字はあくまで目安です。「うちの子が当てはまらない」ことは、ふつうにあります。そのうえで、片方だけを見て決めなくていい、というのがこの表でいちばん言いたいところです。

結局、どっちをあげればいいの?

「どっちが優れている」というより、うちの子に合うほうを選ぶのが正解です。目安はこんな感じ。

  • まず試すなら:手軽さなら日本で定番のマタタビ(粉末)。反応する子が多い
  • マタタビに無反応だったら:キャットニップを試してみる
  • 反応が強すぎる・興奮しすぎる子:おだやかに出やすいキャットニップや、効きの穏やかなマタタビの「枝タイプ」から
  • どちらにも無反応でも:まったく正常。無理にあげる必要はありません

うちのオレオはマタタビ派です。キャットニップのほうはまだ試したことがないので、いつかどんな反応をするのか見てみたいと思っています。どちらか一方に決めてしまわず、その日の気分で使い分けてあげるのも、いい刺激になりそうですね。

オレオくん
オレオくん

オレオはこう見えて「Japanese」にゃから「マタタビ」がいいにゃ。どう見えてるかは、しらんにゃ。


安全に楽しむための、共通の注意点

マタタビもキャットニップも、適量を守れば安全な、猫の生活を豊かにしてくれる存在です。中毒を起こすようなものではありませんが、楽しく付き合うために、いくつかだけ気をつけてあげましょう。

  • 少量・たまにを基本に。毎日大量に、はやめる(おもちゃ遊びのスパイス程度に)
  • はじめては必ず少しから。興奮しすぎたり、まれにおなかをこわす子もいるのでようすを見る
  • 子猫・シニア・持病のある子・妊娠中の子は控えめに。心配なら獣医さんに相談を
  • 実や枝などは丸のみ・のどに詰める事故に注意。遊ぶときはそばで見守って

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何歳からあげていい? どのくらいの頻度で?

はっきりした決まりはありませんが、反応が出はじめるのが生後3〜6か月ごろなので、それより前にあげてもあまり意味がない、というのが実際のところです。急ぐ必要はまったくないと思います。

頻度は、週に1〜2回くらいまでを目安にしている飼い主さんが多いようです。毎日あげると反応が薄れていくとも言われますし、なにより「たまの特別」でいてくれたほうが、猫もうれしそうに見えます。量も、粉末なら耳かき1杯くらいから。ドバッといく必要はありません。

それから、これは無理にご心配をあおるつもりはないのですが——心臓や呼吸器に持病のある猫、シニアの猫は、強く興奮すること自体が負担になる場合があります。あげてはいけない、という話ではなくて、かかりつけの先生に一度きいてみると安心できる、というくらいの意味です。

よくある質問

キャットニップとまたたび、両方あげてもいい?

同時でなければ問題ないとされています。ただ、いっぺんに両方だと反応が強く出すぎることがあるので、日をわけて、どちらが好みか見てあげるほうがおすすめです。

食べてしまっても大丈夫?

少量なら大きな心配はいらないとされています。ただ、たくさん食べるとよだれや嘔吐が出ることがあるので、猫が届く場所に袋ごと置きっぱなしにしないのが確実です。

キャットニップは家で育てられる?

育てられます。シソ科なのでハーブと同じ感覚で、丈夫なほうです。ただし猫が届く場所に置くと、株ごと満喫されてしまうようです。置き場所だけは考えたほうがよさそうですね。

効かない子に、無理に慣れさせたほうがいい?

その必要はないと思います。反応しないことで困ることは、とくにありません。遊びの選択肢のひとつが合わなかった、というだけの話です。猫草や釣りざお、ボール——その子が乗ってくれるものは、ほかにもたくさんあります。

まとめ

  • マタタビとキャットニップは、名前も効果も似ているけれどまったくの別植物(マタタビ科のつる植物 vs シソ科のハーブ)
  • 効く成分も別もの(ネペタラクトール ほか複数 vs ネペタラクトン)
  • キャットニップに反応するのはおよそ3匹に2匹。無反応でも正常で、その子もマタタビには反応することが多い
  • 片方で反応がなくても、もう片方を試す価値あり。うちの子に合うほうを選ぼう
  • どちらも適量なら安全。少量・たまに、を守ってあげれば、毎日のいい刺激になる

「マタタビとキャットニップ、何がちがうの?」のモヤモヤが晴れたでしょうか。どちらも猫の本能をくすぐる、自然からの贈りもの。うちの子の“好き”を見つけて、遊びの時間をもっと楽しくしてあげてくださいね。

猫の“なぜ?”をもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

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ブログ管理者:jyosui

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