こんにちは、jyosuiです!

「抱っこすると、ぬいぐるみのように体をあずけてくる猫」——ラグドールは、そんなふうに紹介されることの多い猫種です。
先にお伝えしておくと、わたしはラグドールを飼ったことはありません。うちにいるのは、長毛のスコティッシュストレートのオレオ。体重は6kg近くあって、猫のなかでは大きめの子です。
ラグドールは、猫のなかでも最大級の大きさで、毛も長い猫種です。「大きくて、毛の長い猫と暮らす」ことなら、オレオとの毎日で少しは分かります。この記事では、調べたラグドールの特徴に、その目線を足してまとめました。
この記事で分かることは、次のとおりです。
- ラグドールの大きさ・寿命・性格の早見表
- 毛色と模様の種類
- 気をつけたい病気(とくに心臓)
- 大きい長毛猫と暮らすための準備
- お迎えの準備と、気をつけたいこと
※ わたしは獣医師でもブリーダーでもありません。飼い主として調べたことのまとめです。健康に関わることは、かかりつけの動物病院にご相談ください。
ラグドールってどんな猫?

ラグドール(Ragdoll)は、1960年代にアメリカのカリフォルニアで生まれた猫種です。名前は英語で「ぬいぐるみ(rag doll)」のこと。抱き上げると体の力を抜いて、腕のなかでだらんとする子が多いことから名づけられたといわれています。
いちばんの特徴は、その大きさ。猫のなかでも最大級で、しかも体ができあがるまでに時間がかかります。
| 項目 | ラグドールの目安 |
|---|---|
| 大きさ | オス 約6〜9kg/メス 約4〜7kg |
| おとなになるまで | 3〜4年ほどかけて、ゆっくり大きくなる |
| 寿命 | 13〜15歳ほど(それ以上生きる子も) |
| 毛 | ミディアムロング。やわらかく、からまりにくいといわれる |
| 目の色 | ブルー |
| 性格の傾向 | おだやかで、人のそばにいたがる子が多い(その子しだい) |
人気の猫種のひとつで、ペットショップやブリーダーのところで見かけることもあります。
性格 —「犬のよう」といわれる理由
ラグドールは、とてもおだやかで人なつこい性格といわれます。飼い主のあとをついて歩いたり、呼ぶと来たりする子もいて、「犬のような猫」と紹介されることもあります。
抱っこが好きな子が多いのも、この猫種ならでは。子どもやほかのペットとも、比較的なかよくしやすいといわれます。鳴き声も小さめで、落ち着いた印象の子が多いようです。
ただ、性格はやっぱり「その子しだい」です。抱っこが苦手なラグドールもいますし、はじめは人見知りする子もいます。「ラグドールだからこう」と決めつけずに、その子のペースを見てあげてください。

オレオは名前を呼ばれると、しっぽを1回「ブンっ」とふるにゃ。行くかどうかは、気分しだいにゃ。
毛色と模様 —「ポイント」と3つの模様

ラグドールは、耳・顔・足先・しっぽなど、体の先だけ色が濃くなる「ポイント」の猫です。生まれたときはほとんど白く、成長とともに少しずつ色が出てくるといわれます。
模様は3つ
| 模様 | 見た目 |
|---|---|
| カラーポイント | 体の先に色が出て、足先まで色がある(白が入らない) |
| ミテッド | 前足の先が白い「手袋」。あごから胸・おなかにかけても白い |
| バイカラー | 顔に白い逆V字。足とおなかが白い |
色の種類
シール(こげ茶)、ブルー(グレー)、チョコレート、ライラック、レッド、クリームなど。同じ模様でも色の組み合わせで印象がかなり変わるので、写真を見くらべるのも楽しいところです。
気をつけたい病気
肥大型心筋症(HCM)
ラグドールでとくに知られているのが、心臓の壁が厚くなる「肥大型心筋症」です。ラグドールには、この病気に関わる遺伝子の変異が見つかっていて、遺伝子検査で調べることができます。
ただ、その遺伝子を持っていても必ず発症するわけではなく、持っていなくても発症することがあります。そのため、遺伝子検査に加えて、心臓のエコー検査でようすを見ていくのが一般的です。お迎えのときに、ブリーダーさんへ「親猫の遺伝子検査をしているか」を聞いてみるのも、ひとつの方法です。
そして、肥大型心筋症はラグドールだけの病気ではありません。どの猫種でも起こる、猫でいちばん多い心臓の病気といわれています。
うちのオレオ(スコティッシュ)も、おもちゃを飲みこんで病院にかかったときのエコー検査で、肥大型心筋症かもしれないとわかりました。いまは年1回の健康診断で、経過を見てもらっています。
猫種に関係なく、年1回の健康診断で心臓を見てもらうのが、いちばん現実的な備えだと思います。聴診だけでは分からないこともあるので、気になるときはエコー検査も相談してみてください。
毛球症(毛玉を吐く・つまる)
毛が長いぶん、毛づくろいで飲みこむ毛も多くなります。ふだんは吐き出したり、便といっしょに出たりしますが、たまりすぎると胃や腸につまることもあります。ブラッシングで抜け毛を減らしてあげるのが、いちばんの予防です。
尿路の病気(結石・膀胱炎)
猫全般に多い病気で、ラグドールでも気をつけたいところです。水をあまり飲まない子は、とくに注意。飲ませかたの工夫は、こちらにまとめています。
「痛みに強い」は本当?
ラグドールは痛みに強い、と書かれていることがあります。ただ、これをはっきり確かめた研究は見当たりませんでした。猫はそもそも、痛みや不調を隠す動物です。猫種に関係なく、「いつもとちがう」に早めに気づいてあげたいですね。
大きい長毛猫と暮らす準備 — オレオで分かったこと

ラグドールのおとなは、オスで6〜9kgほど。6kg近いオレオと同じか、それ以上です。体が大きいことと、毛が長いこと。この2つがそろうと、道具選びとお手入れが少し変わってきます。
キャットタワーは「柱の数」で選ぶ
うちには据え置き型と突っ張り型の両方がありますが、据え置き型は、オレオが飛び降りたときにぐらつくことがあります。体の大きい子なら、どの段も2本以上の柱で支えられているものを選ぶと安心です。
トイレは大きめに
体の大きい子は、トイレの中で向きを変えられる広さがあるかを先に確かめておきたいところです。
オレオも、はじめは成猫が使うには問題ないくらいの大きさのトイレを使っていました。ところが本人は「狭いにゃ!」とばかりに、ときどき粗相をしてアピール。そこで、体に対して1.5倍ほどの大きさのトイレを1つ用意しました。
ただ、粗相は、上の「尿路の病気」のような、おしっこの病気のサインのこともあります。続くようなら、動物病院にも相談してみてください。
ブラッシングは週2回から
オレオは長毛で、とくにわきの下に毛玉ができやすい子です。うちは水曜と日曜を「ブラッシングの日」にしていて、おやつつきの入念コースにしたら、オレオも日にちを覚えてソワソワするようになりました。
ラグドールは長毛のなかでは毛玉になりにくいといわれますが、換毛期は抜け毛がぐっと増えます。ちなみにオレオは、これだけ手をかけても、2〜3か月に1度はトリミングサロンのお世話になっています。
抱っこは「おしりを支えて」
大きい子の抱っこは、わきの下だけで持ち上げると体がのびて、猫にとってつらい姿勢になります。片手でおしりをしっかり支えてあげてください。うちでは、抱っこしたオレオを下ろすのに、据え置きのタワーがちょうどいい高さになっています。
体重は数字だけで見ない
大きい猫種は、体重の数字だけでは太っているかどうかが分かりません。オレオも、6kgから6.3kgに増えたことがあって、そのとき初めて「これは太ったの?」と迷いました。肋骨のさわり心地で見る方法を、別の記事にまとめています。
お迎えの準備と、気をつけたいこと
ラグドールをお迎えする方法は、主にブリーダー、ペットショップ、保護猫の譲渡の3つです。それぞれのちがいは、こちらにまとめています。
オレオをお迎えする前は、わたしも「ペットショップとブリーダーのどちらから迎えるか」「何をそろえて、何を置いてはいけないか」を調べるところから始めました。ここでは、ラグドールならではのところも含めて、お迎えの前とあとで気をつけたいことをまとめます。
会いに行って、記録を見せてもらう
性格は「その子しだい」なので、できれば実際に会って、抱っこさせてもらえるか聞いてみてください。わたしがスコティッシュストレートを好きになったのも、お店で抱っこさせてもらったのがきっかけでした。
会いに行ったときに確かめておきたいのは、このあたりです。
- 健康診断やワクチンの記録
- 親猫の、肥大型心筋症の遺伝子検査(くわしくは上の「気をつけたい病気」で)
- ブリーダーなら、親猫と、ふだん暮らしている部屋のようす
- 血統書が付くかどうか
ちなみに、ペットショップやブリーダーには、買う人に実際に猫を見せて、対面で説明することが法律で決められています。ネットで気になる子を見つけても、最後は会ってから、という流れになります。
法律で決まっていること(生後56日・マイクロチップ)
子猫は、生後56日(8週)を過ぎるまで、販売のために引き渡すことができません。それより早く連れて帰れるという話が出たら、いったん立ち止まって考えてください。
また、ペットショップやブリーダーから迎える猫には、マイクロチップの装着と登録が義務になっています(2022年6月から)。迎えたあとは、登録されている飼い主の情報を自分に書き換える「変更登録」が必要です。お迎え先から「登録証明書」を受け取って、パソコンやスマホから手続きできます。
保護猫の譲渡では、団体によって、マイクロチップが入っていることも、入っていないこともあります。譲渡のときに確かめておくと安心です。
子猫のうちから、おとなの姿を見越しておく
ラグドールは、3〜4年かけてゆっくり大きくなります。お迎えのときは小さな子猫でも、数年後にはオスで6〜9kgほどになるかもしれません。
キャリーやトイレを子猫のサイズで選ぶと、すぐに合わなくなります。はじめから、おとなの体に合う大きさで、その体重に耐えられるつくりのものを選んでおくと、買い直さずにすみます。タワーとトイレの選びかたは、上の「大きい長毛猫と暮らす準備」に書いたとおりです。
色も同じです。生まれたときはほとんど白く、色は成長とともに出てくるので、子猫のときの見た目は、おとなになるにつれて変わっていきます。
そろえておきたい用品の一覧は、こちらにまとめています。
迎えた日からの数日
お迎えした日からしばらくは、新しい家に慣れるまでの時間です。よくいわれるのは、次のようなことです。
- はじめは静かな部屋で、そっとしておく(かまいすぎない)
- ごはんは、お迎え先で食べていたものを続ける。変えるなら少しずつ
- 早めに動物病院で、健康チェックとワクチンの予定を相談する
- 先住猫がいるなら、いきなり会わせずに、部屋を分けて少しずつ
まとめ
- おだやかで、人のそばにいたがる子が多い(その子しだい)
- 猫のなかでも最大級。おとなになるまで3〜4年
- 目はブルー。模様はカラーポイント・ミテッド・バイカラー
- 肥大型心筋症は、遺伝子検査とエコーで。年1回の健康診断を
- 大きい長毛猫は、タワーの柱・トイレの大きさ・ブラッシングを先に考えておく
- お迎えは、会って記録を確かめてから。マイクロチップの変更登録も忘れずに
もう一頭お迎えするなら、ラグドールにしたい。
オレオが大きめのスコティッシュだから、大きい同士でいいなーと妄想してしまう。
ただ部屋が狭いし、お金もないのでそれもなかなか難しいと諦める。
この考えが脳内で何度もループしている今日この頃です。
※ この記事は、飼い主が調べた内容をまとめた一般的な情報です。わたしは獣医師でもブリーダーでもありません。健康に関わることは、かならずかかりつけの動物病院にご相談ください。
※ 本記事の図解とイラストはAIで作成しています。
ブログ管理者:jyosui
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