こんにちは、jyosuiです!

今回は「うんち」の話です。お食事中にご覧くださっている方、すみません。
まずお断りしておきたいこととして、私は獣医師ではありません。コチラのブログではいち飼育者として、調べたものなどを皆さんにわかりやすく記事にすることを心がけております。
さて、おしっことならんで、猫の体調を毎日教えてくれるのがうんちです。派手ではありませんが、うんちには「食べたものが、ちゃんと消化・吸収できているか」が、そのままあらわれます。猫は消化器やお腹の不調も多い動物なので、毎日のトイレ掃除のときに、ちらっと見ておく価値があります。
この記事は、病気を見つけ出すためのものではありません。かたさ・色・回数を、いつもの掃除のついでに見るだけで、その子の小さな変化に早く気づける——そのための「見るところ」と「記録のしかた」、そして受診のときに役立つ伝え方を、やさしくまとめます。
うちのオレオもうんちのトラブルが何回かあります。今回の話とは別ではありますが、下痢になると結構焦ります。ワクチンを打った副反応でおなかを壊して下痢になったり。病気のことや、お尻が汚れること、部屋の処理など結構大変だったり、胃腸炎になった時は毎日のように動物病院に点滴してもらうため通うなど…。
この記事は、別記事「おうちでできる猫の健康チェック」の「トイレ」の部分を、別記事「おしっこのチェック」とあわせてくわしくしたものです。

オレオのうんちは色んな情報が詰まってるにゃ。健康状態がわかるチャンスを送るにゃー。
なぜ、うんちを見るのが効くのか

うんちは、食べたものが体を通ってきた「結果」です。だから、こんなことが見えてきます。
- 消化・吸収の調子 — ゆるい・かたいは、お腹の状態や、フードが合っているかのサインのことがあります
- 水分が足りているか — コロコロで小さいうんちは、水分不足や便秘の入口のことも
- 隠れた不調 — 血・粘液・虫などが混じることがあります
とくに猫は、便秘になりやすい動物です。もともと水を多く飲まないうえ、シニアになると腸の動きも落ちてきます。ひどくなると「巨大結腸症」という、自力で出せない状態につながることもあるので、「毎日ちゃんと出ているか」を見ておくのは、とても意味があります。

出てない朝は「いつ出るだろう」と気が気じゃないです。オレオは1日〜2日のスパンでちゃんと出ています。それがわかっていることだけでも、変化に気づくきっかけになります。
うんちの、見る4つのポイント
掃除のときに、「かたさ・回数・色・混じりもの」の4つを、ちらっと見るくせをつけるだけです。いちばん大事なのは、かたさです。
① かたさ ― いちばん分かりやすいサイン

うんちのかたさは、体調がいちばん出るところです。目安を表にしておきます。人でいう「ブリストルスケール」を、猫向けにやさしくしたものです。
| かたさ | 状態 | 見かた |
|---|---|---|
| コロコロ | 便秘ぎみ | うさぎのフンのような硬い粒。水分・繊維不足のことも |
| ゴツゴツ | やや硬め | かためのソーセージ状。表面にひび |
| なめらか ◎ | 理想 | つまんで持てて、崩れず、跡が残りにくい |
| やわらか | ゆるめ | 形はあるが、くずれやすい半固形 |
| 泥状・水様 | 下痢 | 形がない。続くときは脱水に注意 |
いちばんの目安は、「トイレから取るとき、崩れずにつまめて、床に跡が残らない」くらい。猫のうんちは、少しかために見えるくらいがちょうどよいことが多いです。ただ、コロコロと硬すぎるのも、ゆるすぎるのも、どちらもサインです。
② 回数 ― 「出ない日」に気づく

健康な猫のうんちは、1日1〜2回が目安といわれています。もともと1日おきくらいの子もいるので、大切なのは回数そのものより「その子のいつものペース」から変わっていないかです。
- 2〜3日出ていない — 便秘ぎみのサイン。水分や運動、フードを見直すきっかけに
- トイレで長く踏ん張るのに、出ない/少ししか出ない — つらそうなら、早めに相談を
- 回数が急に増えて、ゆるい — 下痢が続くときは、体力と水分が奪われます
猫がトイレで力んでいる姿は、便秘のことも、じつはおしっこが出ていない(緊急)ことも。どちらか見分けにくいときは、おしっこが出ているかを先に確かめてください。おしっこが出ていないなら一刻を争います(別記事「おしっこのチェック」(準備中)にくわしく書きます)。
③ 色 ― こげ茶が基本。黒と赤に気をつける

健康なうんちは、こげ茶色です。食べているフードでも多少変わりますが、いつもと大きく違う色が続くときは、気にかけてあげてください。
| 色 | 考えられること(目安) |
|---|---|
| こげ茶 | 健康な状態の目安 |
| 黒い・タール状 | 胃や腸の上のほうからの出血のことも。すぐ受診を |
| 赤い血がつく | 腸の下のほうや肛門の近くから。くり返すなら受診 |
| 白っぽい・灰色 | 脂の消化や肝臓・胆のうに関わることも |
| 緑っぽい | 腸を早く通りすぎたとき。続くなら相談を |
とくに「黒くてつやのあるタール状」は、見た目より深いところのサインのことがあります。心配な色は、写真を撮っておくと、受診のときに正確に伝わります。
④ 混じりもの ― 血・粘液・虫・毛

うんちの表面や、まわりを、ときどき見てみてください。
- 赤い血・ゼリーのような粘液 — 大腸の炎症などのことがあります。くり返すなら受診を
- 白い糸くず・米粒のようなもの — 寄生虫のことがあります。動いていたら、写真を撮って病院へ
- 毛のかたまり — 毛づくろいで飲んだ毛。多いときは毛玉ケアを。吐くのがつらそうなときは相談を
- 未消化のフード — そのまま出てくるときは、早食いや消化の負担のことも
便秘ぎみかな、と思ったら
猫はもともと便秘になりやすいので、「出ていないかも」に早く気づくことが、いちばんの予防になります。おうちでできる、やさしい後押しをいくつか。
- 水分をふやす — 便秘と水分は直結です。ウェットフードを足す、水飲み場を増やすなど。くわしくは 猫って水をあまり飲まない? に
- 遊んで、体を動かす — 運動は腸の動きをうながします。とくにシニアは、ゆるい遊びを毎日少しだけ
- 食物繊維や、猫草 — 便通や毛玉の後押しに。ただし合う・合わないがあるので、少しずつ様子を見て
- トイレを快適に — 汚れたトイレを我慢して便秘になる子もいます。こまめな掃除も立派な対策です

ただし、何日も出ない・食欲が落ちている・吐いているときは、おうちのケアで様子を見すぎないでください。猫の便秘は、こじらせると自力で出せなくなることがあります。「いつもより明らかに出ていない」なら、早めに相談を。
ところで、猫草ってどんな役割があるのか疑問に感じませんか?その疑問を突き詰めた記事はコチラ↓
【水分補給はこれ】猫を飼っている多くの方は聞いたことあるのではないかと思われる「たま伝」シリーズ。水分を摂取することに特化した美味しい味のお水です。水分をあまり摂らない猫に出してあげたい一品です。↓
【ゆるーく運動】シニア猫でもゆっくり遊びながら運動ができるおもちゃ。こんなのが一つあってもいいかなと思います。↓

便秘対策には運動も水分も大事にゃ。人間みたいにゃ。
おうちで「残す」コツ

うんちは量りにくいので、写真とメモが中心になります。むずかしいことはありません。
- 気になったら写真を1枚 — 色・かたち・混じりもの。言葉より正確に伝わります
- 回数はメモに一行 — 「7/24 出た・ふつう」「7/25 出ず」。カレンダーに印だけでも十分です
- フードを変えた日も書いておく — うんちの変化が、フードのせいか見分けやすくなります

自分のスマホの写真フォルダーにもオレオのうんちの画像がいくつか入ってます。オレオかうんちの画像という異様な写真フォルダーになりつつあります。
うんちを、病院に持っていくには

下痢が続くときや、虫のようなものが見えたときは、うんちそのものを持っていくと、検査で分かることが増えます。寄生虫や細菌は、便を調べて見つかることが多いからです。
- なるべく新鮮なもの — 出たての、できるだけ数時間以内のものを
- 入れ物 — ラップやビニール袋、フタつきの容器に。乾かないように包みます
- 保管 — すぐ行けないときは、袋に入れて冷蔵庫へ(乾燥・変質を防げます)
- 採れないときは写真で — 「これくらいの、こんな色でした」と見せられるだけで十分です
動物病院で、上手に伝えるコツ

- いつから — 「3日前から、ゆるいのが続いています」
- どんなふうに — かたさ・色・回数。写真があれば、そのまま見せます
- ほかの変化 — 食欲・元気・吐いていないか。うんち以外の様子も、大事な手がかりです
- 心当たり — フードを変えた、おやつをあげた、拾い食いをした、など
飼い主さんは、病名を言い当てる必要はありません。「気づいたこと」を、そのまま持っていくだけで大丈夫です。
🚨 これだけは、様子を見ないで ― すぐ受診のサイン

- 黒くてつやのあるタール状のうんち — 体の奥からの出血のことがあります
- 大量の血・真っ赤な下痢 — 少しつくのとは別ものです。出血が続くと、短い時間で弱ってしまうことがあります
- 激しい下痢や嘔吐をくり返す・ぐったりしている — 急に体力と水分が奪われます。とくに子猫・シニアは注意
- 何日も出ず、食欲もない・お腹を痛がる — こじれた便秘のことがあります
- トイレで踏ん張るのに、おしっこも出ていない — これは尿の緊急かもしれません。迷わず受診を

とにかくすぐに動物病院に行くにゃ!オレオは動物病院きらいにゃ!
よくある質問
Q. 毎日出ないと、心配ですか?
いつも1日おきの子なら、それがその子のペースなので、無理に心配しなくて大丈夫です。気にかけたいのは、「いつものペースから、明らかに減った」とき。2〜3日出ないのが続いたり、つらそうに踏ん張っているなら、水分やフードを見直しつつ、様子がよくならなければ相談を。
Q. 急にゆるかったけど、1回だけです
1回きりで、元気も食欲もあるなら、少し様子を見て大丈夫なことが多いです。フードやおやつ、ちょっとしたストレスでも、ゆるくなることがあります。ただ、ゆるいのが何度も続く・元気がない・吐くときは、早めに受診を。とくに子猫やシニアは、下痢で体力を失いやすいです。
Q. 未消化のフードが、そのまま出ています
早食いの子や、フードが合っていないときに見られることがあります。一度に食べる量を分ける、粒の大きさや種類を見直す、といった工夫で落ち着くことも。続くときや、痩せてきたときは、消化・吸収の相談をしてみてください。体重の見かたは 別記事「シニア猫が痩せてきたら」(準備中)にまとめます。
Q. 多頭飼いで、どの子のうんちか分かりません
これは、なかなか悩ましいところです。トイレを分けて見当をつけるほか、「全体で、ゆるいうんちが増えた」という気づきだけでも、受診のきっかけとして十分です。誰のものか特定できないときは、そのことも含めて獣医師さんに伝えれば大丈夫です。
Q. 何歳から気にかければいいですか?
うんちのチェックは、何歳でもおすすめです。子猫は寄生虫や下痢が多く、シニアは便秘が増えます。若いうちから「いつものうんち」を見ておくと、変わったときに気づきやすくなります。年1〜2回の健康診断で、便の検査もお願いしておくと、より安心です。
まとめ ― うんちも、毎日の「お便り」
- 見るのは4つ ― かたさ・回数・色・混じりもの
- いちばんの目安は「かたさ」。崩れずつまめて、跡が残らないくらいが理想
- 猫は便秘になりやすい。「出ない日」に早く気づく
- 黒いタール状・大量の血・くり返す下痢と嘔吐は、様子を見ないで受診
- 心配なうんちは、写真を1枚。回数はメモに一行
うんちの掃除は、正直あまり楽しい作業ではありません。でも、見方を少し変えると、その子の「お腹の調子のお便り」を受け取る時間でもあります。ぜんぶを完璧に見なくて大丈夫。「いつもと違うかも」に気づけたら、それでじゅうぶんです。
おしっこの見かたとあわせると、トイレはその子の健康の「掲示板」になります。おうちのチェック全体の入口は、別記事「おうちでできる猫の健康チェック」(準備中)にまとめています。
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※ 本記事は、日常の観察をお手伝いするための一般的な情報です。診断を目的とするものではありません。数値は目安であり、気になる変化があるときは、自己判断せず動物病院にご相談ください。








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